子供のわきがが気になる

急に子供のわきが臭うと感じ始められたのは、
何歳くらいでしょうか。


通常、小学校高学年から中学生くらいになってから、
わきが体質の人はわきがを感じ始めるものです。


ところが、近年は、それより早い時期から
わきがを感じ始める人が増えてきています。


思春期の性ホルモンの成長とともに発達していくアポクリン汗腺が、
ホルモンの成長の前に、すでに活発化しているということです。
それはなぜでしょうか。


一昔前に比べ、昨今は家庭内の食事内容も変化し、
和食中心という家庭も少なくなり、食生活の欧米化が進んでいます。
さらに、インスタント食品やファーストフードなども溢れ、
動物性タンパク質や脂質を摂る機会が多くなってきています。


このような環境はわきが体質の人にとってはあまり良いものではありません。
アポクリン汗腺は、動物性タンパク質や脂質を摂ることによって、
活動が活発化すると言われています。


食生活の変化は、わきが体質にも変化を与え、
思春期前の子供の時期から臭いを感じるほどに、
アポクリン汗腺を発達させているのです。



ただし、困ったことには、子供のころのわきがは、
そのことがイジメにつながる可能性があることです。


遺伝させてしまったことで、親としてはショックでしょうけれど、
親が神経質になることで、子供が過敏になることの方が後々問題です。


まずは清潔に、そして衣類の素材に注意したり、
汗をかいたら着替えさせたりなど。


そして、臭いに気が付き、気にし始めるようになったなら、
その時は、制汗剤などを考えてはいかがでしょう。


いずれにしても、デリケートな問題ですから、
干渉しすぎないように、でも注意しながら、
見守ってあげましょう。