わきが体質を診断する【その２】耳あか

わきが体質を診断する際の二つ目は、耳あかです。
わきがの要因となるアポクリン汗腺は、からだの限られた場所にしかありません。
わきの下、乳輪、おへそ周辺、外陰部、そして、
外耳道つまり耳の中です。


その内、
耳の中には、汗腺としてはアポクリン汗腺しかありません。
ご承知のように、わきが体質の人はアポクリン汗腺が発達しているため、
分泌量が多く、湿った耳あかになります。


ですから、
耳あかを取ってみて、湿っているようなら、
アポクリン汗腺からの汗が出ているということになり、
わきが体質と推測できるわけです。


わきがの体質の診断としては耳あかが最も確認しやすいようです。
一般的には、わきがの強さは耳あかの湿りの度合いにほぼ比例します。
耳あかがべっとりしている場合は、強いわきが体質といえるでしょう。
反対に、乾燥している場合は、わきが体質ではないかもしれません。


日本人の場合は、約８５％の人が乾いた耳あかで、
残りの、約１５％の人の耳あかが湿っていると言われています。


ただし、わきが臭との関係は、あくまでも推測です。
それは、わきの下と耳の中の汗腺の関連性については不明だからです。
ですが、一般的には、耳の中とわきの下のアポクリン汗腺の発達度は
共通する場合が多く、確率の高いわきが体質の診断法と言われています。


運動直後やお風呂上りなどははずして、それ以外の時間に、
綿棒などで確認してみると良いです。
アポクリン汗腺からの汗はいつも出ているわけではありません。
ですから、間隔をあけて、何度か試してみてください。


　⇒わきが体質を診断する【その３】わき毛