わきがを抑える　そのほかの方法

わきがを抑える方法として、体の内面から、
体質の改善を試みましょう。


【食　事】
わきがの原因であるアポクリン汗腺は、動物性タンパク質や脂質を
たくさん摂ると、わきが臭がよけいに強くなる傾向にあるようです。


そのため、体質を改善し、わきがを抑えるためには、
肉や乳製品、卵などを控えめにするとともに、
これらを材料として加工された食品にも注意が必要です。


洋菓子や、菓子パン、スナック菓子、インスタント食品、
ファーストフードなども関連食品でしょう。


わきが臭を抑えたいと思っている人は、
魚・野菜・大豆類など、和食を主体にするように心掛けましょう。
また、臭い予防には、ビタミンＥ，Ｃが効果的。
これらの成分を含む食品を多く摂るようにしましょう。



【ストレス】
わきがとストレスは密接に関係しています。
ストレスを受けていると、アドレナリンの分泌が増え、
その結果、汗腺が刺激されて、発汗量が増えます。


これを精神性発汗と言いますが、
精神性発汗のなかには臭い物質も増え、体臭そのものを強めます。
ただし、それだけではなく、アポクリン汗腺にも刺激されるようです。


花王が行った実験によると、被験者にストレスを与えたところ、
７割以上の人のわきの臭いが強まったそうです。
さらに、その内８割の人のわきの下の分泌量が数倍に増えたそうです。


専業主婦の人に比べ、仕事を持つ人の方が、
わきが臭に悩む人が多いと言います。
また、仕事を持っていた時に比べ、やめた時の方が、
臭いが気にならなくなったということもあるようです。


さらに、
わきがや発汗を気にすれば気にするほど、
さらに発汗が進むと言います。


このように、ストレスとわきがは大きく関係しています。
わきがを抑えるためには、ストレスに耐えるのではなく、
ストレスを発散する方法を実践することが大切です。



【汗腺機能】
わきがや体臭に汗腺機能の良し悪しは重要です。
運動不足、エアコンの使い過ぎ等によって、
汗腺機能が衰えている人が増えています。


正常な汗は、ほとんどが水分で、
さらさらしていて、すぐに乾いてしまいます。


一方、
汗腺機能が低下すると、ミネラル分を含む、
べたべたした、粘っこい汗をかくようになります。
このような汗は、蒸発しにくく、雑菌により臭いに変わる汗です。


エアコンの使い過ぎに注意するとともに、
運動を取り入れるよう心掛けましょう。
なかなか運動できない人は、岩盤浴がお勧めです。


わきがの臭いが気になる人は、
汗腺機能対策もお忘れなく。


【タバコとアルコール】</b>
タバコとアルコールもわきがを抑えるために大切です。
タバコのニコチンは、中枢神経を刺激して発汗を促します。
それによって、臭いがより拡散されることになります。


また、
汗腺をコントロールしている交感神経も刺激し、
アポクリン汗腺からの発汗も促進されたりもします。


このように、タバコはわきが臭を強めるだけでなく、
拡散されやすくなりますから、
わきがを抑えたいと思っている人は禁煙しましょう。


また、アルコールもそれ自体が臭い物質ですが、
汗腺を刺激して発汗を促進する作用や
体温を高めることによる発汗を促しますが、
このような急激な汗には臭い成分がより含まれ、臭い易くなります。


わきがが気になる人はアルコールもほどほどに。